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あなたはどっち派?「こしあん」と「つぶあん」の違いを徹底解説!

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和菓子屋さんに行くと必ずと言っていいほど目にする「あんこ」。大福、どら焼き、たい焼き… 私たちの身近にある美味しい和菓子には欠かせない存在ですよね。

”こしあん” と ”つぶあん”

「どっちが好き?」と聞かれると即答できても、「具体的に何が違うの?」と聞かれると、意外と説明が難しいかもしれません。

この記事では、そんな「こしあん」と「つぶあん」の違いについて、製法から食感、使われるお菓子まで、分かりやすく解説させて頂きます!



「こしあん」とは?


「こしあん(漉し餡)」は、その名の通り「漉す」工程を経て作られるあんこです。


  • 製法:
    1. 小豆を柔らかくなるまでじっくり煮ます。
    2. 柔らかくなった小豆を裏ごしして、皮を完全に取り除きます
    3. 皮を取り除いた中身(呉:ご)に砂糖を加えて、滑らかになるまで丁寧に練り上げます。

  • 特徴:
    • とにかく滑らか!: 皮がないので、舌触りが非常によく、口の中でとろけるような食感が楽しめます。
    • 上品な甘さと風味: 小豆本来の風味がストレートに感じられ、すっきりとした上品な甘さが特徴です。
    • 見た目: 皮がない分、色はつぶあんよりも薄めです。

「つぶあん」とは?



「つぶあん(粒餡)」は、小豆の粒感を残して作られるあんこです。



  • 製法:
    1. 小豆を煮ますが、皮ごと、豆の形をなるべく潰さないように注意しながら煮ます。
    2. 柔らかくなった小豆に砂糖を加えて練り上げます。皮も豆の粒も残すのがポイントです。

  • 特徴:
    • 小豆の食感が楽しい!: 煮崩れすぎていない小豆の粒々とした食感が楽しめます。
    • 素朴で力強い風味: 皮ごと煮ているため、小豆の皮の風味も加わり、より素朴でコクのある力強い味わいが特徴です。
    • 見た目: 小豆の皮の色や粒が見えるため、こしあんよりも色が濃く、見た目にも粒感があります。

ここが違う!製法・食感・風味の比較まとめ



特徴こしあんつぶあん
取り除く皮ごと煮る
工程裏ごしする豆の形を残すように煮る
食感なめらか、とろける粒感がある、ホクホク
風味すっきり、上品素朴、コクがある
見た目色が薄め、均一色が濃いめ、粒が見える



どんなお菓子に使われる?代表的な例



どちらのあんこも様々な和菓子に使われていますが、その特徴から使われ方に傾向があります。

こしあんが使われることが多いお菓子

  • 上生菓子(練り切りなど)
  • 水ようかん
  • こしあんぱん
  • まんじゅう(こしあんタイプ)
  • きんつば(中のあんがこしあんの場合)


    → 滑らかな食感や上品な味わいが活かされるお菓子


つぶあんが使われることが多いお菓子

  • 大福
  • どら焼き
  • たい焼き
  • おはぎ・ぼたもち
  • ぜんざい・おしるこ
  • つぶあんぱん
  • 最中(もなか)


    → 小豆の風味や食感をしっかり楽しみたいお菓子



もちろん、お店や地域、個人の好みによって、どちらのあんこを使うかは様々です。「あんぱん」のように、こしあん派とつぶあん派で好みが分かれる定番商品もありますね!








まとめ




まとめ:あなたは「こしあん派」?「つぶあん派」?


今回は、「こしあん」と「つぶあん」の違いについて解説しました。



  • こしあん: 皮を取り除き、裏ごしして作られる、滑らかな舌触り上品な風味が特徴。

  • つぶあん: 皮ごと、粒を残して作られる小豆の食感素朴なコクが特徴。



製法が違うことで、食感や風味が大きく異なることがお分かりいただけましたでしょうか?

どちらが良い・悪いではなく、それぞれに違った魅力があります。その日の気分や、食べるお菓子に合わせて選ぶのも楽しいですね。

ぜひ、次にあんこを使ったお菓子を食べる機会があったら、「これはこしあんかな?つぶあんかな?」と考えながら味わってみてください。

あなたは、こしあんとつぶあん、どちらがお好みですか?

この記事が、あなたの和菓子ライフをより豊かにする一助となれば幸いです。



最後まで読んでいただきありがとうございました!
また別の記事でお会いしましょう!



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