【 2025年 宝塚記念 】過去のレース傾向について

今年は例年の開催時期より2周前倒し開催となった宝塚記念。例年であれば荒れ馬場のイメージがありますが、今年はどうでしょうか!
開催時期が若干ズレる分、例年以上に馬場傾向には注視して予想していきたいですね!
レース展開のポイント
宝塚記念は、阪神競馬場 芝2200m内回りコースで行われます。
外回りコースの4コーナー出口付近からスタートし、スタンド前の坂を超えて1コーナーへ入っていきます。1コーナーまでの距離が約525mと長く、ポジションを争えば序盤からペースが流れる事もまま見られます。
4コーナー後の直線は359.1m。
残り200m付近に高低差約2mの坂があり、コーナー4つのトリッキーなコースになっています。

宝塚記念が行われる6月15日は梅雨時期にあたり、馬場が悪化することが多いです。
道悪適性の有無は非常に重要なファクターとなります。時計のかかるタフな馬場になるほど、スタミナやパワー型の馬が浮上しやすくなります。

また、馬格のある大型馬は、小回りが連続するコース形態や急坂での負担増から、スタミナを消耗しやすいという見方もあります。
過去3年を振り返ってみると、
2024年(重馬場)
1着馬ブローザホーン 428kg
2着馬ソールオリエンス 460kg
3着馬べラジオオペラ 518kg
2023年(良馬場)
1着馬イクイノックスは492kg
2着馬スルーセブンシーズは446kg
3着馬ジャスティンパレスは470kg
2022年(良馬場)
1着馬タイトルホルダーは476kg
2着馬ヒシイグアスは490kg
3着馬デアリングタクトは480kg
となっています。予想の参考にしてみてください!
過去のレース傾向
枠順別成績(過去20年)
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1-2-5-21 | 3.4% | 10.3% | 27.6% | 46.9% | 146.9% |
2枠 | 1-2-3-25 | 3.2% | 9.7% | 19.4% | 42.3% | 49.0% |
3枠 | 3-3-3-24 | 9.1% | 18.2% | 27.3% | 37.0% | 104.2% |
4枠 | 0-4-2-30 | 0.0% | 11.1% | 16.7% | 0.0% | 32.8% |
5枠 | 1-5-1-31 | 2.6% | 15.8% | 18.4% | 4.7% | 57.6% |
6枠 | 5-1-1-33 | 12.5% | 15.0% | 17.5% | 153.0% | 77.8% |
7枠 | 0-2-2-39 | 0.0% | 4.7% | 9.3% | 0.0% | 34.4% |
8枠 | 9-1-3-33 | 19.6% | 21.7% | 28.3% | 236.3% | 92.8% |

一見8枠が好成績を残しているように見えがちですが、同レースはフルゲートになりにくいレースである点も留意が必要だと感じました。
過去6年の参加頭数と3着に来た8枠の馬をピックアップしてみましたので参考にしてみてください。
2024年は13頭立て(重馬場 8枠12番勝利)
2023年は17頭立て
2022年は18頭立て
2021年は13頭立て
2020年は18頭立て(やや重 8枠16番勝利)
2019年は12頭立て(良馬場 8枠12番勝利、8枠11番3着)
人気別成績(過去20年)
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 5-5-2-8 | 25.0% | 50.0% | 60.0% | 50.5% | 76.5% |
2番人気 | 4-2-4-10 | 20.0% | 30.0% | 50.0% | 91.5% | 80.5% |
3番人気 | 4-2-2-12 | 20.0% | 30.0% | 40.0% | 143.0% | 101.5% |
4番人気 | 0-0-3-17 | 0.0% | 0.0% | 15.0% | 0.0% | 44.0% |
5番人気 | 1-3-1-15 | 5.0% | 20.0% | 25.0% | 56.5% | 91.0% |
6~9番人気 | 5-4-4-67 | 6.3% | 11.3% | 16.3% | 129.8% | 77.6% |
10番人気以下 | 1-4-4-107 | 0.9% | 4.3% | 7.8% | 33.2% | 63.5% |

荒れるイメージのある宝塚記念ですが、意外に人気馬が好成績を残しています。
有力メディアでは表から解説するコーナーを見かける事もありますが、同レースは人気別成績の表を鵜吞みにするメリットは少なく、
現役トップクラスが参戦しているか、出走回避しているかという点も加味して表を参考にするほうがいいのかもしれません。
脚質別成績(過去20年)
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 1-2-3-14 | 5.0% | 15.0% | 30.0% | 56.5% | 128.5% |
先行 | 9-8-7-58 | 11.0% | 20.7% | 29.3% | 75.6% | 76.6% |
差し | 8-3-8-80 | 8.1% | 11.1% | 19.2% | 128.3% | 84.4% |
追込 | 2-7-2-84 | 2.1% | 9.5% | 11.6% | 10.8% | 44.6% |

先行、差し脚質が好成績を残しています。
スタートしてから坂道でのポジション争い、コーナー4つとトリッキーなコースであることから、逃げ脚質馬はコース適性があるのかという点も注目ポイントですね!

まとめ
- 宝塚記念は、阪神競馬場 芝2200m内回りコースで行われる。
- 1コーナーまでの距離が約525mと長く、ポジションを争えば序盤からペースが流れる事もまま見られる。
- コーナー4つのトリッキーなコースになっている。
- 宝塚記念が行われる6月15日は梅雨時期にあたり、馬場が悪化することが多い。
- 8枠の好走はフルゲート割れの年に多い。
- 有力馬の出走時には意外に人気馬が好成績を残している。(あたりまえか。)
- 先行、差し脚質が好成績を残している。
- 逃げ脚質馬はコース適性があるのかという点も注目ポイント。
上半期のG1レースを締めくくるグランプリレース。一週間予想を楽しんでいきましょう!
