【 2025年 安田記念 】過去のレース傾向と、今年の注目馬について

クロワデュノールと北村友一騎手の感動的な優勝で今年のダービーも終わり、いよいよ春の東京最後の【GⅠ】、安田記念の週となりました!
安田記念をきっちり攻略して、春の東京GⅠに別れを告げたいものです。
そのためにもまず、過去のレースの傾向と今年の注目馬を踏まえて、攻略の道へ進んでいきましょう!
レース展開のポイント
安田記念は東京競馬場の芝1600mで行われ、最後の直線が長いタフなコース設定です。
前半はスローまたはミドルが基本で、後傾ラップになりやすく、
2016年にロゴタイプが逃げ切り勝ちを収めましたが、それ以外で馬券に絡んだ逃げ馬は少なく、基本的には逃げ馬には厳しいレースと言えます。
展開にもよりますが、過去傾向からは差し馬が有利な傾向が見られます。
脚質別成績(過去20年)
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 1-3-0-16 | 5.0% | 20.0% | 20.0% | 184.5% | 76.0% |
先行 | 4-3-3-57 | 6.0% | 10.4% | 14.9% | 61.9% | 62.5% |
差し | 13-8-10-129 | 8.1% | 13.1% | 19.4% | 90.5% | 77.4% |
追込 | 2-6-7-78 | 2.2% | 8.6% | 16.1% | 30.2% | 60.6% |

2016年にロゴタイプが逃げて優勝、2017年に同馬が逃げて2着と
ロゴタイプを抜けば
逃げ脚質は[0-2-0-16]であり成績が振るいません。
枠順別成績(過去20年)
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1-3-2-31 | 2.7% | 10.8% | 16.2% | 11.9% | 42.7% |
2枠 | 3-3-3-28 | 8.1% | 16.2% | 24.3% | 40.3% | 95.1% |
3枠 | 3-3-1-32 | 7.7% | 15.4% | 17.9% | 69.2% | 45.6% |
4枠 | 2-2-2-33 | 5.1% | 10.3% | 15.4% | 40.8% | 46.2% |
5枠 | 4-2-1-33 | 10.0% | 15.0% | 17.5% | 145.8% | 52.3% |
6枠 | 0-3-3-34 | 0.0% | 7.5% | 15.0% | 0.0% | 117.5% |
7枠 | 5-2-3-43 | 9.4% | 13.2% | 18.9% | 206.6% | 74.7% |
8枠 | 2-2-5-46 | 3.6% | 7.3% | 16.4% | 38.7% | 78.2% |
過去のレース傾向
過去10年のデータからは、以下のような傾向が見られます。(JRA公式サイト等より)
- 人気: 1番人気馬は過去10年で[2.3.3.2]、3着内率は80.0%と高く、1番人気馬が比較的信頼できるレースと言えます。
一方で、2番人気馬は[0.1.1.8]で勝ち星がありません。
伏兵馬の台頭も見られ、特に7~9番人気馬の勝利も4勝と、伏兵馬の一発もあります。
- 年齢: 4歳馬[5.3.3.2]。4歳馬が最多の5勝を挙げており、勝率・連対率ともにトップ。
次いで5歳馬[3.4.3.21]、6歳馬[2.2.3.37]と続きます。
- 性別: 過去10年では、関東馬の牝馬[3.4.1.4]が好成績を残しています。
- 所属: 美浦所属(関東馬)が[6.7.5.40]と好成績を収める傾向にあります。
- 前走: 前走G1組が好成績で、特にヴィクトリアマイル組や高松宮記念組からの好走が見られます。一方で、大阪杯組はやや苦戦傾向にあります。
- 枠順: 10番より外の馬番が好成績を残す傾向が見られます。

関東の牝馬が好走とデータが出ていますが、過去10年を振り返ると
2024年はナミュールの2着、
2023、2022年ソングラインの連覇、
2021年1着、2020年2着のグランアレグリア、
2019年2着、2018年2着アエロリット、
2019年3着のアーモンドアイ
と時代を代表するレジェンド級の名馬だったことには注目しておきたいです。
今回はブレイディヴェーグ[東]が唯一の牝馬として出走予定となっていますね!

今年の注目馬について
- シックスペンス 牡4 国枝栄厩舎[東] C・ルメール騎手
昨年のスプリングS勝ち馬で、毎日王冠、中山記念とG2を3勝している実力馬。前走の大阪杯(7着)は距離が長かった可能性があり、得意のマイルに戻って巻き返しが期待されます。東京コースの適性も高いと見られています。 - ジャンタルマンタル 牡4 高野友和厩舎[西] 川田将雅騎手
一昨年の朝日杯FS、昨年のNHKマイルCとマイルG1を2勝している実績馬。香港マイルからの休養明けとなりますが、追い切りでは好調ぶりをアピールしており、実力は上位です。 - ソウルラッシュ 牡7 池江泰寿厩舎[西] 浜中俊騎手
近走安定して上位争いを続けており、ドバイターフではロマンティックウォリアーを倒して優勝した成績が光ります。経験豊富で、ここでも上位争いが期待される一頭です。 - トロヴァトーレ 牡4 鹿戸雄一厩舎[東] 横山武史騎手
マイル戦では珍しいレイデオロ産駒。この馬の生涯成績で連対率が高く、前走ダービー卿CTで重賞初制覇。勢いに乗っています。 - ウォーターリヒト 牡4 石橋守厩舎[西] 菅原明良騎手
前走、2走前と内前有利な展開で大外を回し好走。マイル戦での安定感が光ります。 - ブレイディヴェーグ 牝5 宮田敬介[東] 戸崎圭太騎手
近年好走している牝馬代表。鞍上に戸崎騎手を迎える予定で注目されています。
まとめ
近年の傾向から牝馬には注目しておきたいレースだと感じました。また、年齢も若駒が好走している事も目立っていますね。
あとは、海外遠征明けの馬、久々のレースとなる馬は、最終追切や馬体中の変動など直前の情報まで確認しておきたいですね!
以上2025年、安田記念の過去のレース傾向と、今年の注目馬についてでした!
より詳細な情報については、JRA公式や、競馬専門ニュースサイト、スポーツ新聞各社等参考にしてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!
また別の記事でお会いしましょう!